学内展覧会
パネル内容:シナリオ作成法
目的:物語りを発想する方法の発見
このプロジェクトのゴールは情報集約型ゲームの企画である。そのために、学生達は「情報集約型ゲームを制作するための企画段階で何をすればよいのか」について自ら考えられるようになることが期待されている。ゲームやコンテンツの新しいシナリオを生み出す発想方法の手がかりを得るのがこの授業の目的である。
テーマ:自分自身の経験から新しいアイデアを生み出す
シナリオ作成のための手がかりとして自らの体験を応用する事ができるというのが授業のテーマです。その事に気づき、それを実践できるようになる事がこの授業のゴールとなります。
方法:出来事の構造からシナリオを導き出す シナリオ=新しい物語りを生み出すための思考方法について、実際に表現を行いながら確認していく。 発想法のひとつとして、自らの経験を元にして新しいアイデアを生み出す。 楽しい体験の構造を知る。その構造を抽出し、それに新しい設定をかぶせる事で新たな物語りを生み出す。自分が楽しいと感じた体験を、その体験をまだ知らない他者に魅力的に伝える。
プロセス:語って、振り返って、語り直す 物語りの持つ構造に注目し、それを抽出して 応用する事で新しい物語りとしての価値を生み出す。
step-01:自らの体験をことばで語ってみる
step-02:その体験の中にある構造を発見する。
step-03:発見した構造をダイアグラム化する。
step-04:視覚化した構造に新しい設定をあてはめる。
step-05:新たな構造からストーリーボードを作成。
step-06:新しい物語りをドラマティックに語る。
プログラム:個人の活動、チームの活動
fase01
個人でのトレーニング:構造を視覚的に記述する(テキスト→ダイアグラム)
theme-01.日常体験の記述
theme-02.映画作品の構造の記述(ダイアグラム)
theme-03.ゲーム作品体験(インタラクション)の記述
fase02
チームプロジェクト:新しい物語りの創造
step-01:体験(釜山国際映画祭に行こう!)
step-02: 活動マップの作成
step-03: 経験ダイアグラムとして再構成 / step-04: 新しい設定への展開
step-05: ストーリーボードによるプレゼンテーション 
まとめ: 最終表現のストーリーボードでは「物語り」を伝えるという場面でのエンターティメント性を期待したが,残念ながらそこまでは達する事ができなかった。しかし,目標としていた「自分の体験を発想の手がかりとして新しいアイデアを出す」「ひとつの事柄をいろいろな方法で表す事ができる」ということは理解してもらえてのではないかと思う。